続・20年ぶりくらいの対人面接

先日の結果。
いやほんと、惨憺たる有様である。

面接の翌日。
着信があり応対してみると、採用です、までは良かったがその後はひたすら応募先の横暴がまくしたてられた。

要約すると、

    ・シフトは10〜14時ということで
    ・前任者が20日に退社するので引継のために17日から20日まで4連勤してほしい
    ・初日17日は色々あるだろうから残業が発生すると思う
    ・本来は入社まで便検査など必須だが今回は急ぎなので検査は無しで構わない

私の希望シフトは、12〜16時だが、一切考慮も相談も無しに時間が決められている。
また、勤務開始日も相談なしの一方的。
残業まで当然のように宣言されている。
「退職者がいて、期限が限定されているからその間に何とかしなくてはならない」という、「致し方ない理由なので協力してください」という表向きの形だが、それは相手の都合であってこちらが被る必要の無い事を強要されている。

私はその場では話を一旦は了承したものの、自分の身体のほうは正直なもので、嫌で嫌で食欲がなくなり体調が悪化していく。

最初は
「額面通りの内容じゃないかもしれない、相手も嘘はないように大げさに言ってくれているのかもしれない」と思ってみたり、
「自分も少しはこうして身体を使うようにしていかないといけないよな」と思ってみたり、
「10〜14時だとしても、そんな短い時間でOKで、しかもデザインからは遠いかもしれないけどデザインが出来る可能性だってあるじゃないか」と前向きに捉えるようにしていた。

だけど、自分のこれまでの人生で体験してきた、「人への不信」というレーダーのような感覚がどうしても反応してしまい…

「これって、結局耐えきれなくなるんじゃないか?」
「辞めたくなった時には深く組み込まれてしまって、抜け出せなくされるんじゃないか?」

面談で受けたいくつかの印象からどうしても疑念が払拭できないでいる。
(主任がソワソワして店長や私の顔色を窺う、奥歯にものが挟まったような言い方をする、店長があからさまに傲慢なこと等)

そして、こういう「嫌な予感」がした時には大抵その嫌な予感は当たる事が、歳を経てますます研ぎすまれていっている自分の感覚を信じ、応募辞退の連絡を入れることにした。

繋がった相手は、面談には直接参加をしていないが案内をしてくれた女性であったが、私の辞退を聴いて開口一番こう言った。

「それ(辞退)は、”やっぱり”シフトが理由ですか? それとも募集要項など全体がですか?」

…どうにも、この募集側には「横暴への心当たり」があったとみえる言い方だった。
そして、私の悪い予感が当たるんだろう、という確信にも近い感覚が得られた。

私は曖昧に答えた。

「ええ、全体がですねー… 家族も反対していまして…すみません」

何がどう、と詳しく答えてあげて、この不誠実な相手たちをますます狡賢くしてやる気なんかサラサラ持てなかった。

そんな感じで相手も意外性もなく、強気で出てきたりもしなかったのでスンナリ断ることができた。
さらに数日後、応募の際の履歴書と見られる郵便物が送付されてきたけれど、開封もしていない。

今回の事で「仮に採用に応じていたら」として思ったこと。

・きっと、勤務日初日に紙面の契約書で、甲の求めに乙が応じない場合は店舗への損害を与えたと認めるような、こちらが行動を取りづらくさせられる契約を交わせさせられたに違いない

・店長は「希望のシフトが通るのは月イチ位かな〜」というのと、年末年始のシフトを気にしていた。これはまるで応じないこちらが不人情・不義理という感情に誘導され、断れないようにさせられるだろう

・採用の連絡を受けた時、私は家族とドライブをしている車の中だった。店舗側が求めるシフトは家族と休みが合わないようにさせられるシフトであろうから、こんな呑気なドライブなんて永遠にできなくなるかもしれない。
人生はもう終盤にさしかかり、一度しかない。そんな貴重な時間をイライラしながら他人の都合(強欲)に協力してやる必要なんて無いんじゃないのか?

・10〜14時のシフトは昼休み無しの前提である。身体への負荷もあるだろう。しかも接客もあるだろうし、身繕いはそれなりにしないといけないので自宅で余分に一時間ほどはみないといけなくなりそうだ。
であれば同じ固定シフトで拘束時間が発生するなら、在宅ワークで5時間シフトというのはザラにある募集なのだから、身なりを整えず、しかも自分のスキルを活かせる在宅ワークに応募していったほうが良いのでは無いか?

…人間、お祈り(断り)メールが来られすぎると、だんだん判断が鈍って、酷い労働条件でも「自分を受け入れてくれた」と応じてしまいそうになりがちである。
私は今回はかろうじて持ちこたえた。
というか、これまでの酷い人生体験が積み上がりすぎて、さすがに学習した。

ズル賢いやつらは弱ったものを付け狙ってくる。