X(旧Twitter)のアカウントを遺族の立場で削除依頼した

亡き兄がX(旧Twitter)をやっていた事は知っていたけど、亡くなってからもアカウントは削除せず、というかパスワードもわからないし入りようもなくて放置していた。

そんなしょっちゅう確認しているわけではないが何となく数年ぶりにアカウントは残っているかなと見てみたら…亡くなってから5年後2021年に乗っ取りに遭って、詐欺URLや詐欺アカウントへの誘導(メンション)をツイートされている事態になっていた。
メンション先のアカウントを見たら凍結済で、詐欺でやらかしているロクでもない一味だという事がわかる。

とりあえず3年前で活動は止まってはいる様子だが、この詐欺師は兄のふりをしてアカウントに入れる権利を持ち続けているはずである。
正直兄の事はどうでもよかったが、詐欺師に好きにされる事の方が腹が立ち、申請フォームからXのサポートへ削除依頼してみた。

削除依頼

フォームは日本語なので日本語で、状態を書いた。
私は亡くなったアカウント所有者の遺族だが、アカウントが乗っ取りに遭っている事に気づいたので削除したい云々。
フォームから送信したのが1月8日で、以下のような自動返信メールが来る。

X Support commented:

Hello,

We have received your request and will get back to you as soon as possible. Thanks for your patience!

X Support

そこからちょうど一ヶ月後の2月7日。また英文でメールが来た。(以下は翻訳)

こんにちは、
X アカウントの無効化をお手伝いできる可能性がありますが、その前にさらに詳しい情報が必要となります。
以下の情報をご提供ください:
故人のアカウントのユーザー名

死亡証明書のコピー
政府発行の身分証明書のコピー
以下の詳細を含む書面による声明:
 あなたの名と姓
 現在の連絡先情報
 故人との関係
 次の文を確認してください。「偽証罪に問われることを承知の上で、私は亡くなった個人の代理人を務める権限を有していることを確認します。」
 あなたの署名
このメールに返信して、必要な情報をお送りください。デジタル ID は受け付けておりませんのでご了承ください。

そして私は、記された通りの書類のコピーを撮影し、画像を添付して返信した。
念のために、故人との関係を公式に示す書類として戸籍謄本の写しを送ったが個人情報バラマキ過ぎたかもしれない…
(そのコピーを送れとは書かれていないのに)

英語で書いた方が早く対処してくれるんじゃ?と思い、書面の声明は日本語と英文どちらでも表記し、サポートへの返信も英文で書いた。
英会話のページを見て、少しでもお礼っぽい事を書きたくて結びの文がわりとしてI appreciate your attention to this matter.(この件についてご留意いただきありがとうございます)をつけてみる。

削除完了

書類を送ってからは対処が早く、ちょうど12時間くらいで返信メールが来た。(以下は翻訳)

こんにちは、
ご要望に応じてアカウントを無効にしました。
ログインせずに無効化を確認したい場合は、このリンクをクリックしてください。
ご不幸をお悔やみ申し上げます。
X サポート

最後の「ご不幸をお悔やみ申し上げます。」というのはGmail翻訳で、原文だとWe are sorry for your loss,だが、これは普通に翻訳ツールにかけると単なる「ご不便をおかけして申し訳ございませんが」になる。
今回に関してはどっちでも通用する文章だけれど英語ってむつかしい!

必要書類が書かれたメールが来てから私が書類を返信するまで約2週間かかってしまったから、すぐにできていれば全ては1ヶ月くらいで済んだのかもしれない。
ただ、今回すぐ終われた可能性として、兄がアカウントプロフィールに本名をフルネームで書いていて、活動地域もプロフ欄やツイートからわかりやすくなっており、死亡届にその活動地域が記載されているのですぐ合致してもらえたからというのがありそう。

今回を経て思ったこと

・SNSのアカウント放置は、簡単なパスワードにしていると危険。いつのまにか乗っ取られて利用される。
・遺族に削除依頼させるのは手間があるので、自分に関してはいっそ、パスワードを万一の場合にと家族に預けてしまってもいいと思う。もしくはアカウント蹂躙されることを諦めるか。