粉瘤(背中)/序章

15年くらい前の話だが、背中におできっぽいものが出来た。
痛くもゴロゴロもしないけど手で触るとポッチが気になるレベル。
でも、これは大きくなる予感がして、早いうちに除去してもらった方がこちらのダメージも少ないんじゃないの?と思っていた。

当時東京で通院した皮膚科は粉瘤と診立て、膿んだり寝づらかったりしなければすぐに切除はしなくていいですよ観察しましょうと言われた。
しかしこれは面倒への序章だった…

10年かけてその粉瘤は何事もなかったから放置し、立派に育って梅干し大になった。
それでも膿んだりはしなかったからそのままでいたのと、何せ背中側。どうなっているか実はよくわかっていなかった。
でもある日、さすがに就寝時に背中のゴロゴロが邪魔に感じた。
一応膿んではいないので、今のうちに再発のないよう取り除いてもらいたいと思った。
膿んでいるとただ中身を押し出して、消毒するだけになる。

事前にネットで調べ、外科よりは形成外科のほうがきれいに処置してくれると知る。
また、切開して取り出す方法とくり抜き法がある事も知った。

切開のメリット
確実に袋ごと取り出せるので再発しづらい
切開のデメリット
大きめに切開するので当面の傷のケアが必要なのと痕が残る

くり抜き法のメリット
小さく穴を開けるので傷の負担が少なく、即日お風呂が入れるほど
くり抜き法のデメリット
処置者の腕に依存するので袋が残ったら再発の可能性あり、また都市圏でしか出来る医師がいないかも

最初の診断時と違い現在は地方在住だから、くり抜き法ができる形成外科は近所にない。
自動的に外科になった。

続く。

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