同居6日目、いよいよヤバい!不眠

22時くらいに寝て、0時過ぎに自分の咳で目が覚めちゃって…ヤバい!それ以降寝れない。中途覚醒ってやつ。
体と目が眠たがってて新品布団はフカフカで気持ちいいはずなのになぜか、頭が寝入りモードにならない。
しかも今日は土曜で、ケアマネさんは基本休みなので何かあっても相談できない。

そして5時過ぎからウトウトして、アラームかけてないのに7時にハッと目が覚めた。やっぱり体が緊張している。そして布団から出たくない、寝続けていたい…と思うのを振り切ってなんとか朝食づくりを始めたが空回るというか、次の動作をなんだっけ、と止まったりする。
頭がくらくらし、具合が悪い。偏頭痛の予兆を感じる。

これは絶対にまずいことになる、かろうじて土曜だから一応ケアマネさんに連絡取らせてもらおう、と、朝食用意を済ませて母の起床を待つ間に8時20分にiMessageを送った。
8時半になってようやく母が目を覚ます。
自然起床させようと思って、朝になるとカーテンを開け日光を取り入れ、隣部屋のTVを付けて賑やかしくしてわざと近くで咳してみたり物音を立ててみたりするのだがここ数日の母は夜が遅いので中々目を覚まさない。
やっとこ目を覚ますと、いつもの確認作業。
ここは病院と思っている。そして私の仕事はどうなってるの?だとか、早く帰った方がいいと言う。
お母さんのお家だよ、とゆっくり説明して確認作業。
その次にはいつものように健康不安と、死ぬんじゃないだろうかと繰り返す母。
ご飯食べたくない?美味しいの用意したよ!とか誘うも、なんだか起きるの怖い…具合悪いのよ、起きられないの。と母。
そういう毎朝の作業を繰り返して30分くらいかけて、母を起こす。
同居6日目で初めて寝具、衣服をおねしょで濡らさずに済んだ。さすが夜用スーパー10回分。
でもそんな成功体験も、体調不良の方が優ってしまい次へのチャレンジ意欲に結びつかない。
ほんとまずい状態…でも母には私の感情が鏡のように反映されてしまうから、努めて落ち着いて優しく接する。

そう努力出来た理由は、ケアマネさんの返信で11:00〜11:30まで位だったら訪問して相談のります、午後はショートステイ使えるか訊いてみますという返事があったお陰だ。

昨日まではパン洋食で飲み込みづらそうに失敗したから、今日は和食だ。ただ、もう私には作る気力がなくなってるから惣菜を組み合わせてのオンパレード。

ちょっと提供しすぎて、また無理に食べてるっぽい印象を受けて慌てて全部食べなくていいよ食べ過ぎもよくない、多く出しちゃったごめんねと皿をさげた。

この世代はもったいない精神や食べ物を残してはいけない精神があるから、こっちが適切な量を見きらねばあけなかったのだ。

10時ごろ、午後13時半からショートステイ迎えに来てもらえます、ただし最大16日間で、個室料金になりますというiMessageが来る。
最大何日、と期限を付けられると今の私には非常にしんどく感じる。例えば土日はお休みなので相談できません、という期限などもだ。それまでになんとかならなかったらどうしよう…と恐怖を感じる。
とりあえず午後のゆとりの確保はしてもらえたので、ゆっくりお昼を作り始めた。これも寝具洗濯なかったお陰。
ただ今日は体力が辛いから、本当は宅配弁当頼りにしたかったがその旨ケアマネさんに訊くと「すみません、来週月曜からで頼んでしまいました」と言われた。
昨日まではまだまだやれる気が私にはあったから、大丈夫ですよと見せるつもりでiMessageに絵文字とか付けたのがいけなかった。

でもお昼はゆっくり作れたから、本当に少量ずつ色々を、見栄え良くプレートに乗せたつもりだった。
でも今から思うと味が濃い系多かったよね…惣菜も使用してるし。塩分控えめにしないといけなかったのに。

今日の午前は母はよく寝ていてトイレにも起きて来なかった。12時もすぎ、ショートステイに行く前にご飯を食べて欲しいが急かすわけにもいかない。
母が起きるまで、ショートステイ支度をした。
持ち物に油性ペンで名前を記入したり。

なんか介護では、かつて親にしてもらってきたことを逆にしている気分になる。
学用品に名前を記入してるような。
嫌がるお出かけをなだめすかして行かせたり。
デイに行くのを嫌がる母に、私は体操教室を泣いて抜け出した自分を重ねた。

とりあえずショートステイ用に3セットずつ、上下肌着や靴下、パジャマ、ちょっと綺麗目のトップス、羽織り物、ジャージズボン、常用の薬、歯磨きセットを準備。
私のリセットが何日で回復するかよくわからないがこれくらいなら着回せそう?

12時半に母が起きてきたのでお昼を食べてもらう。
30分近くかけて食べて、またベッドに戻って13:15にケアマネさんが訪問した。
パジャマの母にちょっと外へ出られるような格好をさせて、母には病院へ行きましょう!とケアマネさんは声をかけた。体調が悪い母は病院へ行ったら良くなる、と進んで連れ出された。
「ゆっくりお休みください」とケアマネさんから声をかけてもらって私は玄関先から部屋に帰った。

そのまま寝てしまったけど17時台にまた自動的に目が覚めた。非常にだるく気分がわるく、落ち込んでいる。胸がドキドキしている。偏頭痛もあって薬を飲んだ。

18時くらいに初めて民生委員に電話をかけて相談に乗ってもらった。正直なところ、民生委員が何を言ってくるかは大体想像が付いていたけれども、参考になる言葉ももらえるんじゃないか?と少し期待もあったけれどやっぱりほぼ予想通りだった。

あなただけが絶対に背負うことじゃないから。
周りには助けてくれる人が必ずいるから頼って。
あなたのような介護生活で苦労されてるご家族もいっぱいいるから。そういう方と交流をすると良いことだから。
気分転換や自分の時間を持つことはとても大切。

そういう内容。想定内だった。
弾丸トークで、自分の体験談をわーっと一方的に話してくる人だ。わるいわけじゃないけど本当は私は興味のない相手との会話苦手なんだ。
せっかく私の負担を軽くするための言葉をかけてくれてるのもわかってる。
だけど正に気休めでしかならないんだ。もう、こうなってくると物理的にすぐに救われたい境地だから、しおらしく聴いてるフリなんだ。

それで、私は自分を護るために、実は救われないのもあえてわかっていて民生委員に電話をかけたのだ。
一応「助けを求めました」という実績作りの為だけ。
ケアマネさんからウチの事情概要をこの人は聞いてるし、元々両親のお世話をしてくれている人で、話を聞いてくれる体制が既にできている。

ちょっと不愉快な事も話された。中途覚醒の事を話したら、「私もそう。というか歳とったらわかるかな」という事を言われたが、見当違いというか、今なり始めて問題にしてるのに60歳位の民生委員もそうなんだからという慰めは何の慰めにもならない。
以前心療内科で女医に動悸を申告した時も、「私もあるし」とか言われてイラッとしたけど何なんだあれは。

また、地域の事に詳しいはずの民生委員なのに、知らないのか?という事もあった。
私はリアルな口コミでの良い評判のある病院を知りたかったのに、よく知らないというのだ。ネットで検索できるよね?と投げられた。そういうこと言ってんじゃないんだけどな。私は以前ネットで探して行ったらお化け屋敷みたいなボロボロ病院で引き返そうとしたら主に捕まって薄暗い部屋の電気スタンドの灯りひとつで手湿疹を診察され、使用期限が2年前に切れている薬を出された事がある。

話は逸れてしまったが、行政関係者(ケアマネ、民生委員)は連携でこの人はどういう人かと周知されてそうだし、
どの程度困難な状況にあるか。
周囲に助けを求めているかどうか?そういう態度を見られて緊急度の判断をされているはず。
私はそう感じるので、計算づくで苦手な接触を図って実績作りを続ける。

40分くらい時間を頂戴して、電話させてもらった。

その後はボーッとする。非常に具合がわるく、ネガティブになり涙がドッと出る。ストレス反応だ。
どうやったら両親共に施設に入れて、自分は自分だけの気楽な生活に戻れるか?そんなことばかり考えを巡らせる。

21時くらいになったらようやく少しお腹がすいたのでちょっと食べる。今日も昼抜きだし、たいして食べる事が出来ていない。
でもソシャゲを楽しんだりして少し気分が良くなってきたので、台所を中心に福祉整理をした。大量の使わない皿のまとめなど。50cmもあるような大皿、家族4人住んでた昔だって何に使ってたんだ…すきやきの材料乗せてたかな?

昔の日付の食料品やなんかが出てくると、ああこの頃までは豆からわざわざ煮たりすることが出来たんだな、と発掘気分になる。壊れ物を包んだ新聞紙の日付とか、家電の取扱説明書にある購入日の日付とか。

小学生くらいまでは私も手伝っていたお菓子作りのクッキーの型とか粉ふるいとか、子供の頃使っていたお弁当の箸入れとか見覚えのあるものがでてくると胸が苦しくなる。クッキーの型は記念に一部残しておいた。

台所を触ると母がソワソワするから、やるなら居ない今しかない。

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