母の病院付添をまた頼まれる

月曜の朝は9時から一番に、母の特養から連絡があった。
母が最近よだれが出っぱなしになっているので病院の精神科に連れていっていくれという。
往診で頼んでいる先生もいるけど、以前私が、メンタルのケアをしたいということで相談員さんに話して紹介してもらったところが精神科なので、そちらに連れていったらと言うのだ。

うーん、まずは往診で来てもらえるならそちらに頼んでもらいたかったな。
そんな遠いところにお任せしたら、今後の通院どうする気なんだろう。毎回私に行ってくれっつうの?

しかも普段の状態を細かく知らない私が伝言ゲーム状態で、「???」となりながら説明もうまく出来ないのに、最初に病院に電話で状態を相談して予約を取り付けてみてくれという。なんでこう病院に関すると及び腰というか、全部こちらに投げてくるんだよ!
訪問医は何科もあるみたいだけど、ホントに単なる出入りの薬屋かっていうの。

父の方では全くそういうのは無かったし、入所して半年を過ぎたが病院付添に呼び出された事は一回もない。
母の方はもう、二ヶ月で3回(三箇所)目になるんだけど…

全部何か変化がおきたら「うちではわからない。病院連れていってください」にする気じゃないのか。病院だって初めて連れてこられるという意味では「うちでもわからない」になるだろうに。(精密検査ができるできないはあるだろうけども…)

二言目には「連れていって、それで良くなったらいいから」ともっともらしいことをいうけれども、毎回毎回医者の「医療的にできることは何もない」という言葉をもらってこないといけないのか。今後は老化で容態が刻一刻と変わってくるだろう。それら全部「わかりません」とか言ってくる気か。

連れていくにも限度がある。
もうすでに、病院に行くと待ち時間が長くて、母が「私もう死ぬんでしょう」って不安がるししんどそうだしでなるべく連れ出したくないんだ。

病院に専門外来の初診予約をとるが…!?

仕方ないが、病院に電話。ものわすれ外来の先生の初診予約をとるが、3週間先だった。
それは良い。それは良いのだが…「初診日より前に取りに来てほしい書類がある」と言う。
病院にかかるのにそんなこと、聞いたことがない。ウッ…と詰まると、
「取りに来られるのは遠いですか」
「はい、隣県の○○になります。母はそちらから比較的近くて☓☓なのですが」
「お母様おひとり(で住んでいるの)ですか?」
「母が特養で、私が離れて暮らしています」
「はいはい。なるほど」
状態が飲み込めてきたようだ。

「それじゃ、普段の様子をよく見られている方の付添は可能ですか?」
「いえ、施設ではそれが出来なくて、家族の私に付き添って行ってほしい、と言われているんです」
「アー…なるほど(よくある。仕方ないね…って感じ)」
「それでは、普段の様子を詳しく訊いておいてください。付添者様のご自宅の方に書類、問診票なのですが、郵送いたしますね?」
「あ!診察日前までであれば、いつ受け取りに行ってもいいんですか? 引越があって、その後なら比較的場所が近くなるので取りに行けます」

お互いに状況が飲み込めてきて、なんとかなった。
しかし、診察日とは別に、病院と特養に行かないといけない日が出来てしまった…
何かを目標にするといつでも、その前準備の労力が発生するなあ。
そういうことは全て、自分ひとりだけで完結する何かではなくて、ひとのお世話に関する事の中でなんだけど。
それにしたって、しなくてもいいようなものも多い気がする…