窓口担当者に振り回されがち✕2

このあいだ、カード会員になった当日には不可だったヨドバシゴールドポイントのカードとオンライン会員の共通化をしに実店舗へ再度訪れる。
新宿西口ヨドバシカメラ北館の1階の総合案内に来た。

実は、少し嫌な予感もあって、店員は「3日過ぎたら出来ます」とは言ったが、馬鹿正直に守らずに念のため1週間経ってから来るようにしたのだ。
先に言ってしまうと、嫌な予感は当たっていた。

カウンターにいた店員が端末操作をしてくれたのだが、これまた一瞬手が止まるから「えぇ…また何かの理由でダメなの?」と思っていた。
もうひとりの店員と何やら話し込み、「なんで何か新しい事を始めようとするとすんなりできないんだろう」と考えながらボーッと待っていた。

しかし店員は何やら端末操作を続行し、「一週間経っていましたので共通化できました」と言われる。
(でも何かギリギリぽい?スッキリした回答ではない)

とりあえず用件がようやく済んだのでさっさと出る。
その足で、父の特養へ。

父に面会

前回役所の付添などへ行ってから一ヶ月も経っていないが、父はまた、すごく認知症状が進んでいて驚いた。
私が到着した時は、うつらうつらしている所から目が覚めたばかりだったから、そのせいかもしれないが…
「本家(父の出身地の北海道のこと)から来たの?」
などと言い、下手をすると私が誰だか認識していない様子だ。

子供の数もあやふやだ。どうにか、私は娘ということと名前は認識しているようだった。
会話を誘導していくと、男の子もいるということは覚えていて、名前も出てくることは出た。
しかし私の下に妹がいたんじゃないか、と記憶が怪しい。
が、この感じは、母の経験から言うと、もうそろそろ私が誰かもわからなくなってくるな。

父なんかは、うちの機能不全家族の諸悪の根源だから、容態がどうなろうがなんともないと思っていた。
極端な話、早くこの世から消えてくれないかなと思っていたりしてきた。

が、あまりにも急速に頓珍漢な事を口走るようになるのを見て、悲しいような、何ともいえない感情がこみあげてくるのを感じた。

賃貸退去にあたって、連帯保証人になってくれた父の友人に連絡したよという報告をする。
「ここ(特養)の場所を訊いてきたから教えた。会いに来るってよ」

友人の名前が出て、「自分の昔っからの友人」と最初喜んだ父の表情が、「来る」と聞いて曇った。
「あまり会いたくないなあ…」
ま、わかる気もする。このような姿を見られたくないってことなんでしょう。

「○○君と僕はね、水がこっちからこう流れて来るという関係というか。彼はいつも僕を追ってきてたから。北海道時代からだから」

あーハイハイ。また人を見下してマウンティングですか。
それじゃあ、今の弱った姿を、「会いに来る」といえるような元気な人にお見舞いされたくないわけだ。
本当に、こんな性格わるいのによく付き合ってきてくれてたと思う。

でも、○○さんがどんな人か少し訊いてみると、父より1つか2つ年齢が下ということで、結構な高齢だ。とすると87か88?
じゃあ、来るとは言ってもなかなか思うように来れないかもしれないな。

みずほ証券取引口座削除依頼

みずほ証券にこのあいだ電話をかけた時は、「ご本人様がこの場にいてくださって、一言、口座を抹消しますと仰っていただければ出来るのですが…」と言われたから父のいる特養にわざわざやって来た。
何やら喋りたくてワアワア話しかけまくってくる父を適当にいなしながら電話をかける。
今回担当の人は若そうな女性だ(前回は男性)。

「父が特養に入り、もう現在は取引がなく、今後もする予定がないため口座を抹消したい」と前回同様説明した。
「上の者に尋ねたりお調べに時間がかかるので折返し掛けさせてください」と言われるシーンが2度ばかり、折返し電話まち。

「本人が始末せずに放置したものを私が代理でするとね、大変なんだよ。簡単にはいかないんだよ」と父に恨みがましく言ってやる。
父は業を煮やしたように、「もう、自分が行く!」と言い出すが、役所に連れていった時の面倒くささのことを思い出すともう連れ出したくない。遠いし。

ようやく最終回答と思われる連絡が来た。
今回は結局、電話口だけでは抹消は不可となってしまった。

目録?とかいうのを郵送するので中身を確認し、改めてどうするのか連絡をほしいというのだ。
しかも、抹消、というのは出来ずに、「郵送物停止」という処理に留まるらしい。
みずほ証券って、取引がない客でもそんなに顧客情報とっておきたいのか?

「もう一週間も経たないうちに退去するので、郵便物が間に合わないかもしれないんですが」
「今週の金曜には届きますのでどうでしょうか」
「なら大丈夫です」

それにしてもなぜ、対応する人によって結果が違うんだ…ヨドバシといい。しかも二番目に対応してくれたほうの結果が、より面倒くさくなっている。

普段そうそうしないような変わったこと、再度手続きに面倒がかかりそうなことの説明を受けた時には、せめて相手の名前くらいは貰っておいたり、疑ってかからないとダメだなと思った。

そういえば、兄のゆうちょの取引口座照会をしに行った時も、郵便局で案内の人に間違った案内をされかけたことがあった。
その時は、すでに私は口座照会の所定の用紙に記入済で、ハンコ持参を忘れてしまっていたので再度訪れていただけだったから事なきをえたけど、あれが初めて案内されるとしたら、もう少しで口座照会が出来なかったかもしれなかった。

逆にこれまで何か変わったことをしてきたことの中で、お目溢しで厄介なことを楽々済ませることが出来ていたのかもしれない。
何にせよ、初回の問い合わせはいいけど2回目はたいてい面倒臭くなる。

これからも用心してかからないと。