葬儀後の手続きが大変(銀行相続編2)5/5完結

正月からさすがに2行目のUFJ銀行に相続手続申し込むのは何だからと松の内開けを待って1月11日からWEBから申し込んだ。
UFJは、父の分と母の分、両方の預金口座があったから、2人分の申し込みだ。
間違えないよう気を遣う。
やがて戸籍謄本など必須書類の送付用封筒が銀行側から送られて来て…

すぐに送付したけれど、そうすんなり上手くいくわけがなかった。
父は問題なかったが、母のような、昭和一桁生まれの当時は、戸籍が手書きでめちゃくちゃだったりする。

生まれは都内某区と書いてあったから、生まれ当時の役所から謄本も原戸籍謄本も取得し、安心して提出していたら、どうも「この生まれの前にも◯◯県に生まれの戸籍があるようなのでそちらからも取得してくださいと言われる。

狐につままれたように、言われた市町村の役所に申し込むと、こちらも除籍謄本やら原戸籍謄本やらがあった。
曾祖母の生まれや兄弟孫子の全記載があるような、大昔の戸籍で、そちらにも確かに母の名前が記載されている。
戸籍ってもう親類一同全員記載していたのね。これは大変だ。

郵送を差し出したり差し戻されたりして(追加で足りない為替を送った)役所とのやりとりで銀行手続以前の時間がかかる。
大体の戸籍謄本を取得したのは去年11月末だから、謄本の有効期限である2月末くらいまでに全ての手続きを終わらせないとまた再取得で時間やお金が掛かってしまう。

今回父と母の共通で提出可能な戸籍謄本が4セット、父の生まれで1セット、母の生まれで2セット。
さらに内には原戸籍謄本のある所も。
母の生まれだけで3,800円(1枚につき200円の為替手数料込み)
本当に…本当に、簡単に本籍をポンポンコロコロ変えてはいけない!!!

相続した預金を振り込む銀行は、私の普段使いの銀行ではなく、全く使用していないがUFJにした。
これは実家近くの銀行支店で、母の通帳紛失でさんざお世話になった支店課長がとても良くしてくださったので、UFJからお金を引き上げないほうが良いかなと思ったんだ。
まあ投資とかするつもりは無いけどね…

幾層にもなった分厚い謄本をUFJ銀行相続部門に送ってしばし待ち…全てが終わったのは2月20日だった。
「ソウゾクブン オフリコミ」の文字がある、明細書が送られてきた。

うまく言えないが、預金口座がまだ存在していた時は、なんとなくまだ親はこの世に存在しているような気がしていた。
他者、機関からも認められた存在があったというか。

「ソウゾクブン オフリコミ」これでなんだか、両親が本当に居ないという現実を見せられた感じだ。
父のことも母のことも、若い頃は何とも思っていなかったというか、正直疎ましいくらい思っていたのに、どういう感情なんだろうこれは。
順番が来て、次にいなくなるのは自分だという恐怖のような気がしないでもない。

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