母とLINEビデオ面会

だいぶ前回の更新から間が合いた。

世間はコロナが蔓延し、施設は一旦7月に数人限定面会も可となったもののすぐ翌月には面会禁止、それ以降はパラっとした問い合わせ程度くらいで何事もなかった。

そんな中、毎月郵送されてくる明細と一緒に、LINEで面会をできるようにしたという通知をもらった。
朝すぐに設定をし、申込みのために電話。
午後イチで面会の設定をしてくれるということになった。

wi-fiの関係で2F居室から1Fロビーに降りてくるという…介護士さんのお手を煩わせた。

LINEのビデオ通話はしたことがなかったので少々慌てたが、なんとか母の顔を見ることができた。
母はこちらが見えているのか見えていないのか、よくわからないが、しきりと何か言うように口を動かしていた。
姿勢が苦しいので、「苦しい」とか言っているのかもしれないが…
「○○さ〜ん」と、私は母の下の名前を呼んだけど特別に反応は変わらず。

頭部の拘縮で右肩に顎が付くような感じで曲がってきているので、身体を起こされるのもしんどそうだ。
ものの1、2分ですぐに通話を終了した。

施設も色々試行錯誤をしてくれて、なんとか家族と接点の場を作ってくれたのはありがたい。
一時は「どんな些細な事でも理由を作ってこちらを呼びつけようとする」と不信に思った事もあったけど、コロナという時代でそれが抑えられている。

母の施設の隣の地区の高齢者施設もクラスターができて、すぐそこにウイルスが忍び寄ってきている感じがする。
母は目に見えてどんどん身体がしんどくなっていっているようなのが見て聞いてわかるけど、なんとか安らかに最期を迎えてほしいと思う。
しんどそうなのを長くは望まない。怖がり・痛がりな母だから、なんとか安らかに、ただそれだけを願う。