アルツハイマー病新薬「レカネマブ」

2022年秋にちらっと、日米共同開発のアルツハイマー病新薬のニュースが出ていたがこのブログで取り上げようと思いつつメモ程度になっていた。

【BBC NEWS JAPAN】アルツハイマー病新薬「レカネマブ」は治療の転換点になるのか

それが、9月25日ついに厚生労働省に承認された。
日本円に換算して385万円…
8月24日の時点で、「日本では、承認から遅くとも90日以内に、中央社会保険医療協議会で、公的な医療保険の適用と価格について結論が出ることになっている」とあるがどうなることやら。
また、決して認知症は「治療」は不可で、あくまで進行を食い止める、というのも既存のイクセロンパッチとはどう違うのか?というのが気になるところ。

【産経】エーザイ認知症新薬「レカネマブ」25日承認へ 年内実用化、対象限定的

アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」を正式承認 厚生労働省
2023年9月25日 15時48分

厚生労働省は日本とアメリカの製薬会社が共同で開発したアルツハイマー病の原因物質に直接働きかける新薬について、25日、正式に承認しました。早ければ年内にも患者に使われるものとみられます。

承認されたのは、日本の製薬大手「エーザイ」がアメリカの「バイオジェン」と共同で開発した認知症の原因の1つアルツハイマー病の新しい治療薬「レカネマブ」です。

アルツハイマー病の患者の脳にたまる「アミロイドβ」という異常なたんぱく質を取り除くことができ、症状の進行を抑えることが期待されています。

「エーザイ」が厚生労働省に承認申請を行い、8月開かれた専門家部会で使用が了承されたことを受けて、厚生労働省が25日正式に承認しました。

アルツハイマー病の原因物質に直接働きかけ取り除くための薬が国内で承認されるのは初めてです。

薬が使われる対象は認知症を発症する前の「軽度認知障害」の人や、アルツハイマー病の発症後、早い段階の人となっています。

また薬の価格は、すでに承認されているアメリカでは1人あたり平均で年間2万6500ドルに設定されていますが、日本ではまだ決まっていません。

今後、中医協=中央社会保険医療協議会で、公的医療保険の適用と価格について結論が出され、早ければ年内にも患者に使われるものとみられます。

岸田首相“会議立ち上げ認知症施策推進に向け検討”
岸田総理大臣は今夜、総理大臣官邸で記者団に対し「アルツハイマー病の原因物質に働きかける画期的な新薬であり、認知症の治療は新たな時代を迎えたと考えている。あさって、『認知症と向き合う「幸齢社会」実現会議』を立ち上げ、認知症施策の総合的な推進に向けて検討を深めていく」と述べました。

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