母の特養入所待機ショートステイ契約
今日は初めてお世話になる施設のショートステイ契約日だ。
相変わらず施設の立地というのは駅から遠く、徒歩18分の所にあるので荷物をいくつもぶら下げながらヒイコラ歩いた。
母用の施設履きを靴屋で買ったけども合わない可能性が高く、返品の可能性があるので箱を傷めないよう持ち歩くのが疲れる。
11時半に相談員の人と母が今までいたショートステイ先から移動をしてくるとのことで、到着前にそこの施設のケアマネさんと契約をしたり説明を受けたりした。
今度は30台後半くらいの男性のケアマネさんで、テキパキ慣れた様子で規約を説明してもらった。
そういう様子を見ると、今までのケアマネさんは契約ごとが苦手そうで現地で身体を動かしてヘルプするタイプのケアマネさんのように感じる。色々なタイプの人がいるんだな。
しかし今回からお世話になるのはショートステイの期間のケアマネさんということで、特養本入所となるとまた別のケアマネさんに代わるということだ。
これで、今まで両親が10年近くお世話になってきたケアマネさんもバトンタッチでお別れということになる。
まあ、本棚やら冷蔵庫やら自転車を譲る件でまだ連絡をとる予定ではあるが。
解任依頼状?みたいなものを提出する必要があるそうで、それはしてくれるということだった。
ショートステイ滞在費用に関して、介護保険が効く期間は最長30日とのことで母は5/6からショートステイにいたから、運悪く31日目の今日は自費になってしまうとのことだった。しかも、今までいたショートステイの分の支払いとは別に、今日から世話になるショートステイ先も初日は自費とのことで、介護保険が効かずに二重に支払わないといけないという説明を受けた。
なんでや…そんなの移動スケジュール組む時わかるやんか…なんで31日目に設定したんだ…とは少し思ってしまった。国からなるたけ税金使わないように指導されてるのかな?と穿ってしまう。
以前のケアマネさんが作ったケアプランを参考にして同じようにお作りしました、と言ってこのケアマネさんからのプランを受け取る。書式までまるっきりソックリだ。父のケアマネさんの書式とも違うし、このケアマネさん独自の書式ってのは無いのか?プラン作りがどういう仕組みなのかは謎。
母の要介護度判定の結果が六月末くらいになるんじゃないかと以前のケアマネさんから言われたんです、と言ってみると、
「6/20位に判定会がありますのでその頃に問い合わせてみます。そしたら通知が二日くらい経ってから郵送されると思いますので」とテキパキ言ってくれた。今のところ出来るケアマネさんって感じだ。(ケアプランの書式が丸パクってのだけがひっかかるが)
今までのケアマネさんにはかなりお世話になったしこんな感想を持っては失礼ではあるが、くれるべき情報がいまいち足りなかったり依頼を忘れられてきたりの印象もどうしても強いので仕方ない。
そんな感じでケアマネさんとの面談は終了した。
母達が着くまでの間、施設内を見学したり、母の個室に家から持ってきた分の荷物を入れたりした。でも荷物の殆どは以前のショートステイ時の持ち込み頼みである。ただ、私も記憶が定かでなく、入所時の持ち物チェック表の記入をやめて到着を待っておくことにした。
ここの施設のショートステイ部門はワンフロア入所者8人くらい?を介護士さんほぼ一人、よくて二人が慌ただしくお世話していて、なんだか不安がよぎる。
父の施設も、母が今まで長くお世話になってきたショートステイ施設も、実働の職員さんがここまで少なくない。絶えず3〜4人がフロアに姿を見せている状態だったから。(まあ入所者ももすこし多かったが…)
到着見込みより45分遅れて母が車椅子を押されて部屋に来た。久しぶり、と声をかける。髪を短髪にしてもらったせいか、余計小さく萎んで元気なく見える。
まあ車での移動距離がかなりあったはずだから実際疲れてもいるだろうが…
脚(腿)が細くなり、座っていても真っ直ぐ前に向けずに斜めに固まってきてしまっているようだ。
そんなこんなでお昼の時間になっていたので母も配膳してもらい、横で様子を見る。
母はもうお箸を使えなくなり、スプーンしか使わなくなっていた。
それに、スプーンを口に運ぶまでにものすごく時間がかかる。
周囲の人を見るとゆっくりではあってもまあ普通の食事スピードだから、ここまで時間がかかる人はいないって位だ。
おまけに、美味しい?と訊いても美味しくない、とか、好きじゃない、とか答えて、食べるのをすぐやめてしまう。四月半ばまでの、あっという間に完食した上にすぐさまおやつまで食べたがる母ではなくなってしまった。
食べるのをやめてもまたすぐ食べていた事を忘れるのか、また食べ始めたりしてを繰り返す。
食事に時間がかかりそうだったから、その間に以前の施設から持ってきてもらった荷物を合わせて持ち物表に記入しながら備え付けのタンスにしまっていった。
しかしどう見ても服が足りない。パジャマは二着上下共入ってないし、カーディガン二着もない。歯ブラシ歯磨き粉もない。すぐさま以前の施設に電話をかけた。
謝られたが、歯切れ悪く、持っていきます…と一応言われた。
介護施設でそんな雑用に人員を割くのがしんどいことは今まで面会時によくわかっていた。私は、取りに行きますと言った。ここから電車で二時間近くかかるし交通費も1,500円近くかかるけど…
介護施設は忙しすぎて、表とか作っておいても意味をなさず、退所時の持ち物チェックとか出来ないんだなぁ。
また、すっかり施設をアテにして、持ち物表を撮影しとかなかった私もいけなかったな。
しかし今まで何度かショートステイ使った時はこんな事は無かったような…?
まあいい、取りに行くと言ったのだ。無理を言って長期ショートをお願いしたり、何かとお世話になってきた施設だからボランティアのつもりになろう。
談話室(兼食堂)の母の様子を見に行くと、もう配膳は片付けられていた。
そこで、持ってきた室内履き用の靴を試してもらおうとしたが案の定全く入らない。やっぱり靴の購入なんてのは、試し履きをしないと難しいのだ。
ここに来る時も神経を使ったが帰り道もまた、箱を傷めないように気を使わないといけない。混んだ電車での移動で荷物に気を使うというのは大変に骨が折れる(というか神経がすり減る)。
荷物チェックもだいたい済んだし、今度は相談員さんのいる部屋に行きショートステイ入所契約をした。
ショートステイにいる間に何か病気的なトラブルがあった場合、すぐにご家族様に病院等への付き添いをお願いしていますと言われる。
また、特養本入所となった場合も、施設専属の内科医はいるがその他の科の場合は家族対応と言われる。しんどいな。緊急呼び出し食らった時に私が自宅に帰ってた場合は初日はごまかすとしても二日目に飛行機で来るしかないな。まあ内科じゃないというところが、いいのか何なのかという感じだが。
父に関していえば、もう入所から半年経ったが一回も呼ばれたことはない。同様にこちらも通院時の付き添いを頼まれはしたが。運を天に任すしかないな。
ここの施設の変わった持ちこみ規定品は、ティッシュと加湿器だ。そんなん備品で用意してくれないのか…少しいやだな。施設によっても色々あるんだな。
相談員さんから、「当面ショートステイ二ヶ月〜三ヶ月かかるかもしれないということですが要介護判定が出たら、出来る限り急ぎ本入所出来る様にいたします。お部屋の空き待ちということですが、(入所者の方も)もうじきにかな、という方がいらっしゃいますので。お部屋の壁紙を張り替えたりという事もあるので、その場合でも二日くらいで完了出来るようにします」と、現実的な話が出た。
そりゃ、空きが出るという話にはほぼ死がついてまわる。移動ということも無くはないけどほぼ死ぬのを待ってるんだろう。
契約が終わった後は、来週母を入所時健康診断のため病院に付き添ってくださいと言われてスケジュールを立てて相談員さんとの面談は終了。
もう一度母の様子を見るためと、介護士さんに挨拶していこうと思って居室に戻ってきた。
母は不安げな顔を硬直させたまま談話室の車椅子にぼんやり座っている。
認知症が強くないであろう、お喋りをし合えている他の入所者さん達が、帰りたい帰りたいと雑談していた。
みんなショートステイなんだろうけど、施設は嫌なものなんだな。当然か。
母が「耳を貸して」とか言うから耳を寄せると、何度も「なんて言ったらいいんだろう」と言い澱みながら、
「私ズルをしてきたの。…それで、よくないあの噂があるでしょう。聞いた?」とか言ってくる。
認知症による妄想だ。
「不安になっていると、そんな気がしてきちゃうだけだから。そんな噂は無いよ。安心して」と言うと、
「そうかしら…」と納得したような、していないような。
納得してもすぐ忘れるんだろう。
介護士さんにまた、足りない持ち物を持ってくるという話をして施設を出た。
昼食を食べる事が出来ていなかったので道中のコンビニでイートイン。
帰り道その足で以前のショートステイ先に服を取りに行く。来週また施設に行く予定があるのでその時に今度こそ持ち込もう。
地元に帰り、靴屋で母が履けなかった靴を返品するが、返金は出来ないから交換しかないと言われたので自分が履けそうな靴と交換。
やっと今日するべき事が終わって肩の荷がおりた。
今日は朝出掛けてから約10時間、あまり食事を取れないまま絶えず外で動き回っていたのと気を使うシーンがやたらあったので非常に疲れた。