他人の得が許せない人が増加中だという
他人が得をすることで自分は何の損もしてないのに、腹立たしくて許せないと感じる人が増えているという。
【参考記事】「他人の得が許せない」人々が増加中 心に潜む「苦しみ」を読み解く
これは、私が会社員をバリバリやっていた20年前くらいなんかからは近いことを感じてきていた。
消化して当然の有給休暇なのになるべく使わないことというルール、使う場合は遊びなどの私用で使用してはいけないという無言ルールはあったし、
酷い会社では仕事が終わったからといって早く帰るな!他の人が会社に残っている以上は何がしかの身に付くスキルを会社で勉強していけ!というのもあった。
特に、会社の管理職以上からの締め付けが厳しかった。
だんだん不景気になって会社の収益が下がってきて余裕が無くなっているから社員の締め付けをしているのかと当時は思っていたけど…
そういうことじゃなくて他人が少しでも楽をしてそう、楽しそうな様子があると「ずるい」と感じる人がいるみたい、ってなんとなく感じ始めていた。
ずるいと言うその人だって、日常が満たされていそうなのに、他人が幸せそうなのが嫌みたいだなと。
自分の幸福が欲しいのは当然な上、他人の不幸まで欲しいのか。
なので、「これはヤバイ人がいる」と感じた時の私の職場における処世術は極力卑屈で、私生活では楽しいことなんかこれっぱかしもありませんよーという演出をして、ターゲットにされないよう身を潜める努力をした。(まあ何かのはずみでバレたりしてことさらに酷い目に遭うわけだが…)
最近では、私はこういう、狡い狡いと「狡がる」人達がっていうのは、サイコパスなんだろうと思っている。
【参考記事】職場に増殖中”サイコパス”タイプ別対処法
逆に、上手いサイクルに乗っかることができた例がある。
若い人材で構成された、少し普通ではない奔放な会社に在籍していた時、その会社は多数がバンドマンで構成されていた。
趣味の音楽ライブ活動で仕事を早あがりしたり休んだりするんだから、私だって自由にしてもいいんじゃないか、と思って、5泊6日もかかるような遠方の旅行のために有給申請をしたことがあった。もちろん理由もちゃんと書いて。
そしたらまあ、部長から普通に申請は承認されたけど、少しざわつきはあった。「お、おう。旅行でね」みたいな。
その後で、ある程度年齢のいった同僚から「旅行で休むってよく正直に言ったねー…」と言われた。
この人はバンドマンではなくて、普通の会社を経験してきた人だから、世間に溢れるモラハラ無言ルールを知っているのだろう。
(さらに、私という前例で会社の反応をみて安心したのか、その人は海外旅行のため有給取得をした)
他人のことを羨ましいと思えるなら、自分だってそうしたらいいんじゃないの?と思う。
もしくは、すぐに希望通りに叶わなくてイラッと来る、という事態を想定してみる。
でもすぐに、「いつか自分も制度を利用するかもしれないし」と考えるものだと思ってきたけど。
「幸せそうにしやがって〜腹がたつ〜(何か行動をしてまで)あいつの幸福にミソを付けてやる」って発想になる人が増えているとは。
これも、メンタルクリニックが大繁盛するような現代のストレス社会が関係あるとは思うけど。
他人が幸せな気分でいてくれたら、自分には害が及ばないので大いにハッピーでいてください。という卑屈な考え方は、親の顔色を伺ってきた私ならではのものだろうか…
しかしそうも言ってられず、不幸に引きずり込む怖い人が増えてきたようだ。
参考記事の終わりには、他人を不幸にしてきた人が自分の首を締めるという落ちがあった。
そうやっていつしか因果は巡ってくるものだと思う(思いたい)。