悪夢を見た

10年前を再現するかのような夢を見て疲れて起床した。

その内容。
私が夢の中で勤務している会社は10年前と同じように、デザイン業務で、自分の好きな仕事だった。
けれど、自分自身の作風ではなく他人の作風に合わせて作るようにと指示された。
そりゃあ自分の色が出せる仕事は楽しいのでベストではあるが、それはそれで構わないので仕事を続けていた。
が、そのうちその理由だけでなく他にも徐々に不満がたまりはじめていた。

そこで辞めようと思いたったが、退社後も仕事を回してもらいたいので円満に退社しようと画策した。
すると、他人の作風に合わせるだけの仕事がより一層強化されたうえ、何故か私がお金を支払わなければいけないということになった。(夢の中だからおかしくて当然)

他人の作風に合わせた仕事は請けおうが、自腹を切るのだけは絶対に嫌だと拒絶したところ、上司やその周りの態度が硬化した。
そして、私を皆で取り囲み、仕事を完了させる+金を払うまで会社を辞めさせるものかと強く迫ってきた。

そして夢の中の私はさらに心の中で思う。
「ああ、ここまでこじれたら、もうこの会社を辞めることができても以降仕事がもらえないな…円満には済まないな」
そして激しい絶望を感じたところ、急に会議室に鉄砲水がなだれ込んで来た。
私を脅迫していた上司やその他は悲鳴をあげて流されていく。

それを見て私はざまあみろ…と思ってしまうのだが、同時に「いけない、このままでは私も死んでしまう。また、生きのびねば」と思うのだった。
また、というのは、夢の中でも私はこれが(現実に続き)二度目だと自覚していること。
そこで夢から覚めた。

なんだか10年前の現実に起こった事に非常に近い内容で迫真に迫っており、夢とは思えないような感覚で疲れた。

私はこれがきっかけで10年前に解離性障害となり、記憶も途切れがちで別の人格が自分の中にあるのを感じたりしたが、当時の出来事を一気にトレースするような夢だったので夢から覚めた時、自分のこれからが非常に恐ろしく感じていた。

夢と現実が重なっているところ

・人間関係を難しく感じながらもうまくいなしてこれてたのにある日どうにも回避できなかった限界が来て、続けたかった仕事を断念した
・退社後に同じ職務を請け負えるかの強い不安
・他人のデザインのゴーストを強要され、自分のデザインを出すことを禁じられる
・周囲は全員敵になる
・絶望直後に起こった自然災害と、そこから生活環境を離し色々なストレスから逃れる

たぶんこんな夢をみた理由。

コロナ時代で社会情勢が不安定になってきているのと、自分の加齢で新たな仕事を開拓するのは年齢的不利があると思い始めていること。
義理の兄へのひさしぶりのメールの返事で、もうゲームするのは引退した、資格取得を目指しているという報告を受けたため自分の将来へも焦りを感じてしまったこと。
そんなとこだろう。

今くよくよしようが無駄な事は今までからもわかっているはずなのに…

退社後わたしは同じ職務を自分で請け負えるか不安だったがなんとかかんとか仕事を取れているではないか。
正社員時代からしたら何の保証もないし、自分のメインのデザイン業務の他、営業もする必要があるし色々努力をしなけれなならないという、また別のストレスがある。
加えて主婦として家事もしないといけない。
(辞める日を作れない、ある一定量の家事を毎日する必要がある)

しかし病気もちの自分としてはシフトを入れて外に出て仕事なんて無理なのだから、わずかなパート代程度といえど在宅で症状が出ていない時間を使い、自分のスキルを仕事に換えられているのはこの上なくもう十分良くやれているのではないか…?

自分への肯定感があるんだか無いんだか、よくわからない。
とりあえず「起こってない心配をするのは無駄」を必死に唱える。