銀行、web通帳(インターネットバンキング)の切り替えは若い頃にしないといけない

理解できないのに状況を知りたがる父のしつこい問いを躱して、なんとか無事三菱UFJ銀行をインターネットで使えるようにできた。(三菱UFJダイレクト/Eco通帳)
ここまで来るのが時間も手間もかかるかかる…

<前提>
父本人…こまめにお金の出入り(記帳)を確認しないと気が済まず、私に通帳記入をしょっちゅう依頼してくる。また、在宅診療やその他介護に関わる引き落としが増えてきたので、介護側としても出入りの把握が必要。

<経緯>
1.紙の通帳だと、通帳を更新したい時に父本人を銀行に連れていかないといけない。記入が増えてきたため、短期スパンで介護タクシーを頼むのは手間もお金もかかる。

2.パソコンからログインできれば、取引記録を見たいタイミングで見ることができるし本人を銀行に連れて行かないで済む。

3.三菱UFJ銀行(実店舗窓口)に介護タクシー使用で父を連れていき、三菱UFJダイレクトを申し込む。

4.契約者番号が書いてあるカードは郵便書留で本人受け取り。(すぐ大事なものケースにしまうよう電話)

5.実家からカードを回収、自宅のパソコンから早速ログインできるよう登録しようとすると登録のための前段階の登録、「新規登録」をしないといけないのでそのまま申し込む…が、この新規登録するためのパスワードもまた、実家宛に郵送されるという。(電話で聞き出す手段もあるが認知症本人が対応できるわけない)

6.申込み後1週間〜10日後くらいに実家ポストに配達されるが、父には郵便物を回収しようという意識はとうに無いのでずっと未回収。

7.三菱UFJ銀行からの通知葉書をケアマネさんに頼んでポストから回収してもらい、開封と中の撮影、画像転送を依頼。なお、新規登録パスワードの有効期限は3ヶ月に満たない位(2ヶ月半ちょい?)だった。早めにしないといけない。

8.登録のためのパスワードをGETできたのでようやく「新規登録」、ログインして使えるようになる。

9.今後は、父から記帳を頼まれたら印刷したものを郵送するつもり。

 

<注意書き>
Eco通帳では、最長25ヵ月間の明細を確認することができます。
紙通帳の口座は最長2ヵ月

定期的に印刷するなりCSVでダウンロードしておくなり意識的に記録を残していくように習慣付けないと、記録が消えてしまう…

 

ここまで到達するのに、「ケアマネは何おかしなことやろうとしているんだ」という父の不信。
でも、「本人からの依頼」を受けないとケアマネさんは頼まれてくれないという難しさ。

パソコンから銀行処理、という今時のシステムを理解できないのに、何度も何度も状況を知りたがる認知症の症状で説明するのが大変。私が口頭説明が得意でないのでなおのこと大変。
説明しても口閉じた瞬間に今まで話してた回答をもう忘れてる。(でも質問したいという要求記憶だけ残ってるので厄介)

こんななる前に、本当はもっと早くネットバンキングできるように出来てたら良かった。
父がまだ理解できる頃に。

でも何とかなったのは、私の事をまだ「娘」だと認識できているから、「娘」が何か「こうして!」と重要そうに言ってきているから信用しないといけないだろう。程度の理解はできるからだ。これがわからなくなったら多分さらなる困難が待ち受けてたはず。