【思い】人間関係はすごく大事、大事にしないと自分の首が締まる

介護してる人達が集う掲示板で今日見かけた意見がすごく頷けた。

介護歴6年だというその人の意見を箇条書きにすると、

・介護業界の人達をアテにしないこと。大原則。

・人間的に良い人もいるが、「みんなビジネスでやっている」のであり、「情」と「仕事は別でこれは介護家族は忘れてはいけない最重要ポイント。

・介護業界の人達は介護家族の「情」に付け込んでくるケースが多い。

・ただ、嘘でもいい、建前でもいいから介護業界の人達とは穏やかな関係を作る。

・その上で、主張したい事はまっすぐ言うべき。文句やクレームという形ではなく、「うちの今の状態はこうなのでこうしてほしいですね」と伝える。

・ごく稀に信用できる人もいる。そういう人には食いつけ。仲良くしろ。営業の仕事のように接しろ。
日本は未だに人間関係が大事な社会だし、人間関係は死ぬほど大事。
介護で苦しんでいる家族、この部分で欠けている人も多い。

・相手が懇意のケアマネだろうが、病院の人達だろうが、有料老人ホームの紹介業者であろうが、包括センターの人であろうが、何かおかしいと思ったら遠慮なく言うこと。
沈黙は金。これは介護の世界には全く当てはまらない。
極端なワガママは駄目だけど、変な遠慮は不利になるだけだからしない事。

例えば有料ホームに行くにしても、最後のツメの段階で「あと他にお金がかかるケースがあると思うのですがそれはどういう場合ですか。また、具体的な金額を教えてください」と絶対に聞くこと。
ここを訊かずに余計なお金を払っている介護家族、驚くほど多い。
日本人は優しいから金の事を聞いてはいけない、みたいな空気があるけど介護に関してはまず「金」。
イヤな言い方だけど金が全て。

…という意見。
私はこの人ほどには介護の事はまだまだだが、よく理解できる部分がある。

 

 

「情に付け込む」とは、ちょっと違うかもしれないが私の場合思い当たる出来事があった。

もう認知症が第三者からも診てわかる位になってきた母が、父が入院したため自宅で一人で過ごさないといけなくなりそうな日があった。

母の症状と、私が母と一緒に住んでないことを知っている病院の人は、
「えっ…あのお母さんが自宅に一人になるの…?!大丈夫かな…大丈夫かな?」と、独り言を言いながら私の顔をチラッと見てきたことがあった。

その時はそんな事をされなくても私が帰る日を調整して実家に泊まれたので事なきを得たが。
そんな感じで、「付け込む」じゃないけど、「訴えかけてこられた」ことはあったかな。

 

 

「お金のことは気をつけないと結構無駄に払わされている」

これはたしかに、介護タクシー利用した時、業者さんに父が迷惑かけた後に私が謝って頼みこんだ直後の金額はえらく高かった。

その後で似たような使い方した時そんなに取られなかったのに。
迷惑かけた直後6,800円、その後日4,000円くらい額面が違った。

人のお助けを借りているのに、父は偉ぶった。相手を見下して、奴隷か使用人のような接し方をして言いつける。
だからそんなメに遭わされるのは理解できる。

人間関係すごく大事。

親の介護自体もあれこれ大変で(物理的に)注意すべき事はたくさんあるけど、真の、細心の注意を払わねばならない最重要ポイントは協力者・周囲の人への接し方だと思う。

人付き合い苦手とか言ってたら始まらないし自分の首が締まる。

だから大げさだろうが建前だろうが、親がこんな人間だからなおのことペコペコペコペコするんです。

たまに介護先輩方の愚痴とか教えとか見させてもらってます。

 

 

前の記事

父、TV通販で失敗する

次の記事

父、聴力低下を認めない