父、聴力低下を認めない

ほんとあの、自分の衰えを絶対に認めるわけにはいかないマンって何なの…

これは加齢や認知症で判断ができなくなってるとかじゃない。
昔からそうだから。完全に性格由来。

そのせいで10年以上前にもあんなに忠告したのに、杖は老人みたいで嫌だと持ちたがらず、案の定転んで介護度が上がった。

人並み以上の筋力維持努力や運動もしていない、リハビリすら言い訳を付けて避けようとする性分なのに何故そこまで自信を持ち続けていられるのか理解不能。

 

これは父ばかりではなく母にも言えることだけれど、加齢による変化を極端に恐れすぎている。

人間、不老不死じゃないんですよーしかも健康で長生きしてる人たちってみんなそれなりの努力してきてるのTVでも紹介して見せてるでしょー

努力してきてないんだから当然の結果。

90年近く生きてきて何度も直面してきてるはずなのに現実逃避しっぱなしで。何故受け入れられない?

そのあらゆる逃避癖が、自分自身を困らせるだけじゃなくて子にも厄介かけてるんだけど…

結局口ばっかりだよね「子どもの世話になりたくない」って。
やっぱその場その場をしのぐためだけの嘘だよね。結果が伴って来ないんだから!

 

ことの発端は、親名義の三菱UFJダイレクトを私がパソコンから使えるようにしようとしたことだった。
(本当は、本人じゃないからいけない行為だけどルールに則ってたら成り立たない!)

三菱UFJ銀行って、他金融よりセキュリティが硬い…ログイン認証の前段階の準備のためだけに前段階用パスワードを郵送するとか。
(電話でパスを受け取る方法もあるけど今回はありえない)

実家にパスを郵送されたら、父が電話で私に伝えるしか方法がない。

そのことを打ち合わせようと電話をかけた。しかし…

「何言ってるか声が小さくて半分しか聞こえない!!!」(喚)

…まただ。

半年前にもこんなんなって、電話のせいかと思って高齢者対応の電話に買い直したばかり。

しばらくは保ってたんだけど。

こんな調子の通話を続けてたらまたイライラされて、勝手に通話終了されそう。
しかも電話のそばに座ればいいのに、立ったままで辛いから用件早く終わらせてと急き立ててくる。

「電話がおかしいのかもしれないけど、そうじゃなければ耳をお医者さんに診てもらわないとだね」

「みてもらうって何!」

「補聴器が要るのかなって」

父、若干うろたえるように

「補聴器…?!そんなわけはない!!」

 

何でお前が判断出来るんだよ(怒)

何で声が聞こえないのは私か電話が悪くて自分に一切何も問題はないと思い込めるんだよ(怒)

とりあえずこりゃお話にならないと電話を切って、ケアマネさんにiMessage。
経緯を説明して、電話を念の為チェックしてもらうお願いと。
銀行からパスが到着したらケアマネさんにそれを撮影してiMessageで送ってもらえるのかって問い合わせをした。

父の許可が出たら出来ますよと言われた。
まあそうだよね。