母の施設、コロナ禍の中、呼び出そうとしてくる

数日前にも要介護認定に家族の立ち会いが必要かもしれない、とケアマネさんから連絡をされていた。
(今まで何年も別の人とはいえケアマネさんにしてきてもらってて問題が無かったのに今更そんなこと言われた事はなかった)

その時も、「え、今時期みんな、接触を極力避けているじゃん…しかも重症化することが見えている高齢者介護施設。なぜ部外者をわざわざこの時期に呼ぼうとするの?」とは思っていた。

今日連絡が来たのは、「XX(私が登録してきた、施設に近い義実家)に来る予定は無いんですか? もう全然来ないんですか? 今の所は体調も大丈夫だけれど、高齢者だしいつ何がどうなるかわからないのでもし何かあったらご家族様にすぐに来ていただきたいのと、看取りの(詰めた)話なんかも聞いていないですか?もしそれなら、打ち合わせが必要かなと」とのこと。

すぐに来てもらいたい…っていうのは理解できる。
しかしどこに住んでいようが、体はひとつ。行けない時には行きようがない。
それに何で今、この時期なんだ。
クラスター作りたいんだろうか?

開口一番、「来ないんですか?」を訊いてきて「今はコロナで…」という話をしたのに看取りやなんかの話をした後でまた「来る予定はないんですか?」と訊いてくる。
どうやら周囲からも“家族が来ないことへの突き上げ”があるようで、周囲からも言われて〜、と言ってくる。
コロナに対する危機感がないのか、理解力がないのか、わかりたくないのか、周囲の人とやらの圧から逃げたいのか知らないけれど、食い下がってくる。
まあこの人の中では「家族に来てもらうこと」が決定していて、何とか予定通りにするよう、無意識に圧を掛けて来ているのかもしれないけど。

私が行かない理由を曖昧にしているからいけないのだと思い、
「肺に疾患を持つ家族がいるので人に会わないようにしているんです。XX(義実家)は、おかあさんも高齢なので行かないようにしています」と言ってみる。
そのことに付いては理解したようだ。

「すぐ来ていただくって言っても時間かかりますよね…?」
「こちらから、なんとか(滞在)荷物置ける落ち着いた場所に到着するまで8時間かかります」
「…しばらく(コロナの)様子を見て…という感じですかね、とりあえず」
「そうですね」

どうにかこちらの事情を飲むしかなかったようだ。

ほんっとにこの施設は呼びつけたがるよね…そこまでして何とか家族に一端を担わせようとする理由は何だろうと考えてしまう。

・入所させっぱなし、他人に介護任せっぱなしの家族に良い印象がないのでできるだけ現場を知ってほしいと思っている ←わかる
・人手がない、介護職員にそんなに一人だけを独占させる時間とりたくない ←施設の事情
・家族呼び出しの時は万一の場合がほとんどだから、責任とりたくないので要所は家族に任せたい ←憤怒

私だって、キーパーソンが遠距離に住んでてかまわない施設を知りたかったよ。
でもそんな施設ほぼ聞かないじゃないか…禁止は法律上できないから表向きOK、としてるところがほとんどだけど、実際、入所選考段階で落とされるじゃないか。