父、前立線がんの疑いだと

老人の日常はジェットコースター。

父の施設から電話かかってきた。
今度は、「お医者さんの回診の結果、前立腺がんの疑いがあるから、病院へ行って精密検査をしますか? それはご家族様がお決めになることなので」というもの。

普通に「お願いします」と言って電話を切るが、すぐさま電話がかかってきた。

「やはり、病院にはご家族様が付き添わないといけないそうなので…2月はいつ頃いらっしゃいますか?」
「一応2月の下旬を予定しています」
「疑いということだけなので、今すぐどうこうということではないのですが。ご家族様がご心配ということであれば」

うーん、ぶっちゃけ心配もしてないし、もう寿命でしょ、とか、今この年齢で進行を心配したりするレベルじゃないでしょ?と思っている。

相手は「なんとか都合を繰り上げて、早めに行きます!」とか、前向きな言葉を期待して返事を待っているのがわかる。

しかし私は父に対する嫌悪感だとかを施設には「まだ」見せてはいないので、時間を稼ぐ返事をすることにした。

「ちょっと、ケアマネさんと相談したり検討します」

 

何かすっごいすっごい、家族をそばに結びつけておきたい気が満載なんだよな…事あるごとに感じる。
「普通の」「健全な」家族だったらそれが普通かもしれないけど。

近くに住んだが最後、やっぱりうちでお預かりは無理ですとか何とか言って連れて来たりするんじゃないの?とか疑心が湧いてくる。

施設入れたら不干渉、あとは家族が関与するとしたらせいぜい入院手続きくらいなものかと思っていたら早速これなので、今後が思いやられる。結局何やかんや世話焼き必須じゃん…

がんが確定したら、今度は治療方針はどうするだとか定期通院が必要だとか、がん患者の対応はうちの施設では出来ませんやっぱり在宅でとか言われ出すんじゃないのか。
ご家族がこちらに来られるんなら幸いですね!とか言って。

下記に、正に施設から「通院はご家族にお願いします」問題についての相談があった。

特養の通院介助のことについて(Q&A)

法律で通院は介護サービスの一環なので施設がするべき、とはあるらしい。しかし送迎はともかく、診療説明は家族が受けるべきとの観点がグレーなのでどうとでも言い換えられるとも。(そりゃ、施設側も減らせる手間は減らしたいよな…)

調べて結果が判明したら、継続的な定期通院が発生したりの可能性あり。
もしもヘルパーさんに頼んだら、保険が効かず実費がかかる箇所。

ここらで正直「運を天に任せています」って伝えたほうがいいのか?